ずっと僕の宝物さ

可笑しいくらい 君が好き

見上げれば 思い出すよ

Endless SHOCK / Endless SHOCK -Eternal-

 

2023年もライバル役としてショウリが帝劇に立っている姿を見ることができたこと、何よりも大切で宝物のような時間になりました。

 

昨年のEternalを経て、今年は満を持して本編を帝劇で上演。

いつかショウリの本編が観たいと願っていたので、こんなに早くまた夢を叶えてもらえるなんて思ってもみなかった。勝利くんってすごい。魔法使い?(は?)

 

 

 

昨年の経験から明らかに自信をつけたんだろうなとわかる立ち振る舞いや発声。本編とEternalがあることによって昨年よりもわかりやすく、細やかに演じられている心情の変化。何よりも、とにかく舞台に立つのが、SHOCKに出演していることが楽しくて仕方ないんだろうなということがビシバシと伝わってきて、本当にすごい人を好きになってしまったな……と何度天を仰いだかわからないくらい。

 

 

細かい感想は言い出せばキリがないけれど、何から書こうかな~と思ったときに私の頭の中に流れてきた曲が、タイトルにもつけた「ONE DAY」だった。

 

「見つめてる その先には どんな世界が 描かれてるの?」

 

このパートはリカからコウイチへの気持ちが歌われている部分だけれど、私もショウリを観ながらずっとこんな気持ちだった。ねえ、勝利くんから見える景色っていったいどんな景色なんだろう。昨年そこから見た景色と今年見えた景色は何か変わっていた?勝利くんが見ている先には、どんな世界が描かれてる?

 

 

同じ演目をやっていたって、明らかに前回とは違う顔を見せてくれる。表現の仕方もどんどん変わっていく。自信をつけて、殻を破り続けて前に進んでいる姿があまりにも眩しい。どこまでパワーアップする人なんだろう、と思う。

すごいなあ。本当に。ずっとずっと目が離せない人。

 

 

本編で初めて観ることが出来たIt's A Wonderful Dayのシーンも、回想じゃないJapanesqueも、シェイクスピアも、コウイチが戻ってきてからの苦悩のシーンも、何もかも私なんかの語彙力じゃ表せないほどすごくて、初めて見る勝利くんの顔がたくさんあった。「そんな顔する勝利くん見たことない」って去年もあれほど思ったのに、今年もたくさん思った。

 

ちょっと強気で勝気な”ショウリ”ならではの顔。

殺陣中の狂ったように笑いながら人を斬っていく顔。

絶望に追い込まれてからの狂気を含んだ顔。

悔しさとやるせなさを滲ませながら葛藤する苦悩の顔。

子供のように泣きじゃくるまっすぐで素直な顔。

覚悟を決めて進んでいくことを決意した顔。

 

他にもたくさん、見たことのない顔が見れた。

きっと去年を乗り越えた自信とか、北山くんと同時に稽古したことで表現方法がどんどん変わっていっているんだろうな。

こうやって勝利くんがどんどん変化していくのを見ていけることが宝物だし、新しい表現に出会うたびに「ああ、この顔してる勝利くん好きだな」「この表現の仕方好きだな」って好きなところがどんどん増えていく。

 

12年目の春も”好き”がたくさん増えていくことが嬉しくて幸せだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは本当に本当に自分のための独り言。

 

帝国劇場に行くと、どうしたって2012年の冬を思い出してしまう。

あの年から毎年毎年、冬は帝劇に通った。観劇回数に差はあれど、そこに勝利くんがいるなら行かない選択肢はなかったから。どんな形であれ彼が舞台に立つならば、見ないという選択肢はなかった。月日を重ねて自分自身も高校生から専門学生、そして社会人にライフスタイルを変えていきながら冬は必ず帝劇に足を運んでいた。

2012~2015年くらいの勝利くんは目を離すとどこかに行ってしまいそうな危うさがあった。出番がすごく多かったわけではないときもあったけれど、毎日毎日公演があって、それが長い時には3ヶ月とか続いて、正直体力的にも精神的にもいろいろキツかったんだと思う。そんな風に見られることは本人にとってもちろん本望ではなかったと思うけれど、心配でしょうがなかった。ふらっとしている姿を見るたび、いつか倒れてしまうんではないか、明日幕が開いたらいないんじゃないか、今日は大丈夫だろうか、といらん心配をしながら観劇していた。結局彼は一度も公演を休むこともなく、もちろん舞台上で倒れることもなく、2017年1月24日まで冬は帝劇に立ち続け、そしてあの場所を降りた。

 

後に実力不足だと思って自分からあの場所を降りたことが本人の口から語られていたけれど、私の抱いていたような”心配”も彼に実力不足だと感じさせてしまう要因だったのではないかと思うと勝手に申し訳なくなった。確かに心配はしてしまっていたけれど、それでもあの場所に立つ勝利くんが大好きだった。魂削って舞台に立ち続ける姿が眩しかった。誰よりもまっすぐに舞台と向き合っている姿勢がかっこよかった。

 

だから去年、満を持してSHOCKで帝劇に帰ってきてくれることになったときはなんと言い表していいのかわからないほど嬉しかった。いつかまた、あの場所に立つ姿を見たいとずっと願っていたから。

 

 

帝国劇場に足を踏み入れるとどうしたって”あの頃”が脳をよぎってしまって感情がフラッシュバックしてしまう。けれど、あの頃のように観劇中もハラハラすることはもうない。舞台に出てきた姿を一目見れば、いつだって安心できる。今日も最高のステージを見せてくれるという、確固たる信頼がある。

 

勝利くん、やっぱり世界でいちばんかっこいい人だよ。

今年もまた帝国劇場に立つ姿を見せてくれてありがとう。

 

 

 

最後に。

君が見つめるその世界が、光に満ちたものでありますように。

描いている未来が、どうか希望に溢れていますように。